落葉の栞

埋もれてしまった良書を貪る日々

3分でわかるロジカルシンキングの基本

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感情が論理を上回ったとき人は思考停止してしまうという話を聞いて、ロジカルシンキングの本をもう一度読み直してみることに。

▼感情と論理の関係を理解するとグッと生きやすくなる話
https://note.mu/semlabo/n/n1d97e01b1648


ビジネス書っていうと重厚感があって男性がよく読んでるというイメージがあるのですが、これから仕事に向き合う方や女性の方にも手に取ってもらいやすいように、カバーから本文の余白や図表など全てが計算尽くされてる気がしました。それじゃあ今日も心に留めておきたいなと思ったことを紹介します。

レバレッジメモ

どういう暗黙のルールに基づいて論理を展開しているのかを自分で意識する。相手にとって常識ではないなと思ったら、その部分を意識して丁寧に説明する。


議論をして揉めるのは、当事者たちが重要視する指標が全く違っておりそれを全く共有しようとしないからだと思っています。高校生の頃、学祭でどんな催し物をするか議論している時、「面白いことがしたい」という人と「現実的に出来ることをしたい」という人たちで言い争っていた記憶を思い出しました。

 

ここで「自分の主張が通らないのは相手が悪いからだ」って一方的に決めつけるのは早計ですし、人格否定になってしまうので気をつけたいところです。今思えば、自分の考えやそこに至るまでの過程がブラックボックス化されていて全く相手に伝えられていませんでした。相手に納得してもらうようにするためにも論理的思考が必要なんですね...。

 
レバレッジメモ

・人は頭とおしりだけでは納得できない
・仮説は間違っていていい
・その代わりに仮説が間違っていたらすぐに修正する
・調査と分析はクイック&ダーティー
・「事実」と「意見」を分離して議論する

 

ここには紹介しきれなかったのですが、MECEやイシューツリーなど社内で当たり前のように使われているフレームワークがたくさんありました。勉強は教えることが出来るけど勉強のやり方まで教えられないように、きっと社会に出ても仕事の取り組み方なんて教わらない。多くのビジネスパーソンが仕事のやり方に迷う一方でコンサルタントが優秀なのは、問題解決の「型」を身につける訓練をしているからなんだと思います。